平安

by シュテファン・ワンダリ

この夏、神が私に与えてくださった重要な聖書の節は、ヨハネによる福音書14章27節です。

「わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。わたしは、世が与えるのと同じようには与えません。あなたがたは心を騒がせてはなりません。ひるんではなりません。」 

イエス・キリストを信じる真のクリスチャンとして、私たちは次のようなことを信じています。「あなたがたは私の弟子である」（ヨハネによる福音書8:31）や、イエス・キリストが約束された、「あなたがたを人間をとる漁師にする」（マタイによる福音書4:19）ということなどです。

しかし、イエス・キリストが私たちに与えると約束されたものもあります。「私はあなたがたに聖霊を送る（与える）」（ヨハネによる福音書16:7）などです。 このヨハネによる福音書14:27の箇所では、イエス・キリストは私たちに平安を与えるとあります。

この平和は、世が与えられるものとは異なります。それは、恐れや悩める心を超越する平安です。完全なる平安、イザヤ書57章19節の「シャローム」です。

この「非常に平安な平安」こそ、イエスが水の上を歩いたり、嵐の荒れ狂う海の上で舟の中で眠ったりしたときに持っていた平安なのです。

それは、イエスが石を投げつけようとした暴徒から離れて歩かれたときに持っていた平安です。

それは、イエスが十字架上で、自分を殺そうとした者たちや、不当に告発した人々の赦しを祈ったときに持っていた平安です。

この平安は、イエスの地上での生涯を通して働いていたことが分かります。しかし、それはステパノやパウロ、その他多くの人々にも見られますし、現代の人々にも見られます。

これは、まさに平安の平安、シャローム・シャローム、イエス・キリストが私たちに与え、所有させてくださったものです。

ですから、私たちは恐れに満ちた不安な心で生きる必要はなくなります。

祈りましょう。

「イエス様、私はあなたの平安を受け取りました。私の人生、家族、そして私が行くあらゆる場所を満たしてください。イエス様、ありがとうございます。アーメン。」