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刑務所における神の無条件の愛


by サナ・ウォレン


「One Day with Godは、私に希望を与えてくれます」


もしあなたが全く新しい方法で神を体験し、父の愛の力を直接見たいなら、刑務所で奉仕するのが良いかもしれません。そうすれば、神の無条件の愛がこの地上で最も拒絶された人々の中に注がれるのを見るでしょう。





ブルック、トレント、そして私(サナ)は、Forgiven Ministryが運営するOne Day with God(ODWG)というイベントのために、刑務所で土曜日を過ごすとことができました。


ODWGとは、刑務所の鉄格子が取り払われ、服役中の親を持つ子どもたちが刑務所の中に入り、愛する人と一緒にアクティビティ満載の楽しい一日を過ごす日です。


Forgivenミニストリーは、受刑者とその子供たち、そしてケアする人々の支援に力を入れています。ForgivenミニストリーとOne Day with Godキャンプの創設者であるスコッティ・バーンズは、刑務所にいる親を持つことがどのようなことか、身をもって知っています。スコッティが4歳の時、彼女の父親が初めて投獄されました。父親は5回も服役することになり、彼女が42歳になるまで、父親から「愛している」という言葉を聞いたことがないそうです。そういう背景もあり、ODWGのイベントは、子供たちが父親と一緒に過ごし、収監中でも子どもたちが父親に愛されていることを知ってもらう機会を与えています。


「2017年に、刑務所に入っても2歳と3歳の子供たちを抱きしめて、膝に乗せることができると聞いていましたが、実際そんなことはなく、距離がある面会や電話だけでした。『One Day with God』は、子供たちを抱きしめて、その顔や反応を見る機会を与えてくれます。それが本当に必要なんです!」 - 9歳と10歳の男の子の父親。


このキャンプには15家族が参加し、ブルック、トレント、私はそのうちの1家族に割り当てられました。私たちは3人の10代の「子どもの指導者」として、1日中彼らの面倒を見、彼らや収監中の父親と一緒に過ごしました。子どもたちは父親に会うために15時間かけて車でやってきたのですが、父親の元へ走っていって抱きしめる子どもたちの表情は喜びにあふれ、とても美しいものでした。


その日は、子どもたちが父親に会ったり、たくさんのゲームやジャグリングショー、救いの祈りへ招く福音のデモンストレーションなどがありました。また、誕生日のお祝いや、一緒にランチを食べたり、工作をしたり、バスケットボールのショーをしたり、また他の救いの招きがあったり、お父さんと子どもたちが好きなものや夢について尋ね、お互いの答えを書き込むワークブックを作ったりしました。娘のプロムや結婚式に出席できない父親が、娘と一緒に踊ってバラを贈ることができるように、父親と娘のダンスもありました。また、親子ウォーク、証しと分かち合いの時間、そして父親たちが子供の目を見て「愛している」「誇りに思う」と言う親密な瞬間もありました。


「このプログラムがなかったら、子供たちに会えなかったでしょう」







Forgivenミニストリーとは別のこの刑務所では、受刑者は神学校に通うことができます。10年から終身刑の受刑者が対象です。4年間のコースで勉強し、機会を作ります。多くの受刑者にとって、神学校で勉強したり学校に通ったりするのは初めてのことで、神学校は彼らの人生を大きく変えました。受刑者たちは神学校を卒業すると、他の刑務所への宣教師になれるのです!


ある父親が自分の話を聞かせてくれました。彼は若い頃、他の若者を射殺してしまいました。この事件の後、彼は何年も弁護士を探し、事件から逃れようと必死でした。しかし、ある人に、息子を失って悲しんでいる家族の痛みを思い起こし、祈るべきだと言われたそうです。それからしばらくして、自分が撃った少年の母親が彼と話したがっていると聞かされました。彼はこの母親と話すのがとても怖かったのですが、電話をしたとき、彼女は彼に、「主が私に赦す心を与えたんです」と言いました。それで彼女は、この男性に赦しという贈り物を与え、「私の息子を殺したことを赦します」と言ったのです。もし状況が違っていたら、二人はきっと素晴らしい友人になっていたでしょう。それは私たちが経験することのないレベルの赦しです。


彼の人生は神によって変えられました!


「私は牧師になりたいんです!刑務所の仲間に説教します。」





One Day with Godキャンプと神学校の間に、私が話をしたある刑務官は、この刑務所で14年間働いてきて、男性たちの大きな変化を目の当たりにしてきたと言いました。その変化の多くは彼らの子供のためであり、彼らは子供に会うために良い行いをするように動機づけられている、というのです。また、キャンプには参加しなかったけれど、キャンプで奉仕していた受刑者と話す機会がありました。ODWGに参加するには素行がよくなければなりませんが、受刑者たちはお互いに責任を持ち合うのだと彼は言っていました。もし悪いことをしようと思ったり、誘惑にかられたりしたら、「娘に会いたいか?」と聞くのです。そうすることで子どもたちに会うことができ、神の力と臨在を目の当たりにすることで受刑者たちの人生は完全に変えられているのです。



主は刑務所で動いておられます!



私たち全員が子どもたちと一緒に刑務所を出て行くとき、小さな女の子が「お父さん、大好き」と叫び返すのを聞くのは、とても甘美な響きであり、御父の愛と贖いの力の証でした。

私(サナ)は個人的に、このようなキャンプで奉仕することで大きな影響を受けました。獄中で主が働かれるのを目の当たりにしたときの感動と愛は、言葉では言い表せません。私は、この美しいミニストリーに再び参加するために、真っ先にサインアップするつもりです!






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