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スリランカのプロジェクト&仮放免者への宣教

更新日:2023年11月6日



スリランカでは、経済破綻に伴い、国内で厳しい状況が続いてきました。今年の3月、Catch The Fire Japanでは、そのような経済状況の厳しいスリランカで生活する子供たちのために、「Back to Schoolプロジェクト」を行いました。


これは、貧しい子供たちが学校に行けるように、靴と教科書を買ってあげようというプロジェクトで、50名の子供たちを支援することを目標に始まりました。


そして、スリランカから素晴らしい報告が来たので、ここで皆さんに分かち合いたいです。



スリランカ 「Back to Schoolプロジェクト」の奇跡

〜スリランカからの報告〜


スリランカでは、学校に通う子どもたちの本や靴の値段が400%も上がりました。農村部では、多くの家庭が4、5人以上の子どもで構成されていて、母親たちは、子どもたちをどうやって学校に通わせたらいいのかわからないと言いました。「もし学校に行かせたら、1週間は食べていけないだろう」と言うのです。これはほんの一例にすぎません。子どもたちを学校に通わせるのに苦労している村はたくさんありました。


本の値段は、手の届かないものでした。靴の値段も高騰し、親が本や靴を買うのはほぼ不可能です。そのため、多くの家庭が子どもたちを家に置いておくことにしました。これは現在でもほとんどの地域で見られることです。





しかし、Catch The Fire Japanは、Catch The Fire スリランカを支援し、50人の子どもたちの生活に投資しました。資金が集まり、私たちは祈り、この本と靴のプロジェクトに種をまいてくれた寄付者の寛大さを主に感謝しました。そうしているうちに、主が415人の子どもたちを祝福するために、奇跡的にお金を増やしてくださったことがわかりました!



靴と本を受け取った子供たち



5つの異なる地域で子供たちにプレゼントしました。




途中から傘もプレゼントしました。



経済が厳しいだけでなく、コミュニティや政府から拒絶されたり、若くして性奴隷として送られてしまう子供たちもいます。そのような子供たちに対して教育を施すことで、彼らの人生が変わると信じています。







50人のために始めたものが、結果として415人の子供たちをサポートすることができました。主がこのように私たちが蒔いた種を増加させてくださったこと、心から感謝し、栄光を捧げます!






「仮放免者」と呼ばれる人々に繋がりながら歩む 

by 永井敏夫


 日本には約300万人の外国籍の人々が暮らしています。今日はその中で、在留資格が無い(あるいは失効)故に、人間らしく生きることが困難な人々のことを記します。


 外国籍の人が、さまざまな理由(雇用先から解雇、日本語学校のビザ切れ、日本人配偶者との離婚など)により、在留カードに記載されている期限を過ぎた状態で日本に滞在していることが発覚した場合、入国管理センター(以下、入管)に収容されます。 

 また、長い間日本に住み永住権を持っている人が犯罪を犯した場合には、永住権が無くなり、服役後、強制帰国該当者として入管に収容されます。


 しかし、上記の人たちにはさまざまな理由(親族が日本にいる、日本での生活が長く生活基盤がある、本国に頼れる人がいない、本国に戻ると逮捕される可能性があるなど)で日本での生活をしたいと願っている人たちが決して少なくありません。


 収容されている人たちが入管に仮放免申請をし、許可になれば、センターから出ることができます。その為には、保証人がいて保証金が払え住む場所があることが必要です。これがなかなかのハードルで、何年経っても許可がおりない被収容者たちも少なくありません。

 仮放免中は就労することができないので、ほとんどの場合、親族、友人、支援者たちからの支援により生活を維持しています。保険が無いので、もし医療機関にかかる必要がある場合には、全額個人負担になります(「難民医療支援会」などが低額医療医院などを紹介)。また、届けてある住居のある都道府県以外に出る際には、入管に事前に届け出をし、許可を得る必要があります。


 私はこの数年、、ほぼ毎月、牛久入管(東日本入国管理センター)を訪問しています。初めはまず自己紹介をし、心と体の様子を聞いたり、不安や心配事に耳を傾けます。時には家族のことや最近読んでいる本などの話題になることもあります。クリスチャンの人もいれば、そうではない人もいますが、必ず最後に祝福の祈りをします。今までに出会った誰もが面会を喜んでくれ、最後に祈って別れる際には、笑顔を返してくれます。ガラス越しに片方の手のひらを互いに合わせてから、面会室を後にします。


 被収容者の人たちも、イエスさまに極みまで愛されている器です。このことを忘れずに、面会を続けたいと思っています。


 面会の際に私は、イエスさまも同席しておられることを意識するようにしています。そしてまた、ひとりひとりの壮絶な人生を共に歩んでこられた主が、これからも歩み続けてくださることを伝え続けたいと思います。「主があなたの人生のすべてを成し遂げてくださいます。」と、以下のみことばを度々お伝えしています。

 「主は私のためにすべてを成し遂げてくださいます。主よ、あなたの恵みはとこしえにあります。あなたの御手のわざをやめないでください。」詩編138:8


 入管の面会で出会って知り合い、その人が仮放免者となる場合も繋がり続けるようにできるだけ心がけています。その人々に会いに行き、食事を共にしながら話を聞いたり、ラインでみことばを送ったり、聖書を読んだりしています。入管や、医療機関に同行することもあります。私たちの教会では、教会として仮放免者たちへの生活支援を始めるようになりました。


 これからの人生が不透明で不安な中にいると、誰でも意気消沈したり、「どうせだめだ」などと思いやすいです。そのような人々と出会いをくださる主は、「私はあなたに生きていて欲しい」と伝え、主の愛に丸ごと包まれるようにと私たちをお用いになります。


 「自己責任」ということばを聞く度に、私は心が痛みます。不安を抱えながら、もがきながら、何とか生きようとしている人々(今の私にとり被収容者、仮放免者)と繋がる時、イエスさまご自身も一緒に繋がっておられることを信じています。更に、私が出会いを与えられるその方のただなかに主ご自身がおられることも信じています。


 ここまでお読みくださりありがとうございます。主がみなさんに語っておられることにぜひ耳を澄ませてみてください。


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いかがだったでしょうか。


今回は、スリランカでの働きと、在日外国人に対する働きをご紹介しました。




宣教は、海外に行かなければ宣教ではないということではなく、日本国内でももちろんできます。


隣人を愛することも宣教の一つのかたちです。


今日、私たちの周りに置かれている人々に対して、どうやって神の愛を示すことができるでしょう?

もしかすると、一歩踏み出すのには勇気が必要な場所に、主が呼ぶこともあるかもしれません。しかし、この方と共に私たちは進んでいくことができます。どこへでも行くことができます。


主の愛が必要な場所で、皆さんが主の愛を豊かに流すことができるよう祈ります。





また、私たちは今年、12月にタイへの宣教旅行を予定しています。自分のいる場所から一歩外へ踏み出し、神の愛を分かち合う素晴らしいチャンスです。皆さんも、一緒に参加してみませんか?


タイミッション2023についてはこちら



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